西安から延安へ、10日間のプライベート旅で巡る本物の陝西

「中国の歴史を一千年遡りたければ、北京へ。三千年遡りたければ、西安へ」。この言葉を胸に、いざ西安へと旅立ったものの、現実はどうでしたか? 兵馬俑坑の喧噪の中、ガイドの声も聞き取れず、ただ人波に押し流されるように見学を終え、肝心の歴史の重みを感じる間もなかった。華山への日帰りツアーは、往復の長距離移動とロープウェイの長蛇の列で疲弊し、頂上の絶景よりも「もう帰りたい」という思いだけが強く残った。家族連れやご年配のご両親と一緒なら、なおさらです。移動のスケジュール、食事の心配、歩き疲れた家族の体調…。観光地を「こなす」だけで精一杯で、「旅をする」余裕などどこにもなかったのではないでしょうか。