深圳ハイテク未来都市体験コース10選

深圳は「中国のシリコンバレー」と称され、先端技術が都市の隅々まで浸透しています。日本ではなかなか体験できない、ハイテクと未来都市を体感できる実例を厳選した10のコースをご紹介します。

1. 華為(HUAWEI)坂田基地見学コース

世界有数の通信企業である華為の本社基地を見学できます。5G技術の実際の応用例や、スマートオフィス、先端の研究開発施設を見学することで、未来の働き方を予見できます。日本の見学コースとは規模と技術の統合度が全く異なります。

2. テンセント(騰訊)本社と「WeChat」スマートライフ体験

中国のSNSと決済を席巻するWeChatを開発したテンセント本社を訪れ、アプリ一つで生活の全てが完結する「スーパーアプリ」の世界を体感できます。公共交通、買い物、公共料金の支払いなど、現地で実際にWeChatペイを利用してみましょう。

3. 大疆創新(DJI)旗艦店でのドローン体験

世界の民生用ドローンの約7割のシェアを占めるDJIの旗艦店では、最新のドローンを実際に操作する体験ができます。日本では規制が厳しい本格的なドローンの飛行性能や、空撮技術の進化を間近で感じることができます。

4. 平安金融センターとスマートシティ管理センター見学

超高層ビル「平安金融センター」に登り、深圳の未来的なスカイラインを一望した後、都市の頭脳とも言える「スマートシティ管理センター」を見学します。AIとビッグデータを活用して都市交通、治安、エネルギーを一元的に管理する様子は、未来都市の実例です。

5. 華強北電子市場で電子部品調達体験

「世界の電子部品の聖地」と呼ばれる華強北を訪れ、ありとあらゆる電子部品が集う光景を目の当たりにします。プロトタイピングに必要な部品が短時間で揃うエコシステムは、深圳のハイテク産業を支える基盤であり、日本の秋葉原とは次元の異なるスケールです。

6. 深圳湾公園でのAI活用スマートパーク散策

美しい海岸線に沿って続く深圳湾公園では、AI監視カメラ、スマートゴミ箱、自動運転清掃ロボットなど、最新技術が公園管理にふんだんに活用されています。住民の憩いの場がそのまま未来の都市インフラの実験場となっています。

7. バイドゥ(Baidu)またはAutoXのロボットタクシー体験

深圳の特定エリアでは、バイドゥやAutoXなどの企業が提供する完全自律走行のロボットタクシーを一般の利用者が体験できます。日本ではまだ実用化段階にある技術を、実際の公道でサービスとして利用できる貴重な機会です。

8. 深圳地下鉄・バスの完全キャッシュレス交通システム体験

深圳の公共交通機関は、QRコード決済や顔認証決済が完全に標準化されています。現地の交通カード「深圳通」をスマートフォンに紐付けるか、WeChat/AlipayのQRコードで全ての移動が完了する、キャッシュレス社会の完成形を体験できます。

9. 前海深港現代サービス業協力区視察コース

「新たな深圳」として開発が進む前海地区は、都市計画の段階からIoT、ビッグデータ、AIが組み込まれた未来都市のモデル地区です。スマートグリッド、自律走行車専用道路、スマートビルディングが集積する、ゼロから設計されたハイテク都市を見学します。

10. 深圳博物館・改革開放展示館でのデジタル歴史体験

漁村から世界有数の大都市へと変貌を遂げた深圳の歴史を、没入型のデジタル技術(VR、AR、大型スクリーン)を用いて学ぶことができます。その発展の速度と技術への志向を、従来の博物館とは一味違う方法で理解できるコースです。

最終更新日 11月 8, 2025

 中国ニュースでは、中国観光社のニュースをはじめ、上海、北京、西安、深センなどの都市情報やユニークな観光コースを定期的に掲載しています。