中国観光公社（CTB）の本拠地である西安は、シルクロードの出発点として、他では真似できない独自の観光資源に溢れています。日本で発売される一般的なコースとの差別化を図り、歴史深さと文化体験に特化した、最低5つの独自商品をご提案します。
1. シルクロード起点 西安で味わう「兵馬俑」制作体験と始皇帝の秘密
このコースは、世界遺産・兵馬俑抗を見学するだけではなく、専門家の指導のもとで小さな兵馬俑のレプリカを自ら制作する体験に焦点を当てています。日本のコースではなかなか体験できない、古代の技術に触れながら、秦の時代の歴史と工匠の精神を深く理解することができます。さらに、一般公開されていないエリアや学術的な知見に基づく始皇帝にまつわる解説を聞くことができるのも特徴です。
2. 唐代の宮廷文化を体感する 大明宮国家遺跡公園で楽しむ「唐楽」演奏と宮廷料理
西安が都であった唐代の華やかな宮廷文化にスポットを当てたコースです。広大な大明宮国家遺跡公園を専門ガイドと巡り、当時の音楽を再現した「唐楽」の演奏を鑑賞します。さらに、研究を重ねて再現された雅やかな宮廷料理（仿唐菜）を賞味する食事会が含まれており、歴史書物で読むだけではなく、五感で唐代の世界観を体感できる他にはない旅を提供します。
3. シルクロード交易体験 西安古城壁サイクリングと「通関文牒」発行
西安のシンボルである古城壁の上をサイクリングする体験をより一層特別なものにします。このコースでは、参加者一人一人に古代のパスポート「通関文牒（通行証）」を発行。壁の各門（城門）を「関所」に見立て、スタンプを集めながら進むことで、シルクロードの商人になった気分を味わいます。ガイドからは、壁の建築技術や、かつてこの地を通って行き来した文物や文化についての詳しい解説があり、単なる観光を超えた没入型の歴史体験ができます。
4. 仏教東伝の道を辿る 大慈恩寺と青龍寺での写経と坐禅
シルクロードを伝わって中国に入った仏教は、西安で花開きました。このコースでは、玄奘三蔵ゆかりの大慈恩寺と、日本の空海も学んだ真言宗の密教寺院・青龍寺を訪れます。日本の一般的な観光では組み込まれにくい、寺院での「写経」や「坐禅」の体験を特別に手配。慌ただしい観光スケジュールではなく、心を落ち着けて唐代の仏教文化の深遠さに触れる、静謐で精神性の高い時間を提供します。
5. 西安を起点とする特別企画 シルクロード西域への飛行機旅 敦煌・トルファン周遊
西安を起点に、シルクロードの西域ルートへと足を延ばす中型の周遊コースです。国内線を利用して効率的に移動し、敦煌の莫高窟、鳴沙山・月牙泉、そしてトルファンのカレーズ（地下水利システム）や交河故城などを訪れます。CTB本社がある西安ならではの、現地との強力なネットワークを活かした手配により、通常の旅行では難しい専門家による洞窟解説や、オアシスならではの民族文化体験（例えば、ウイグル族の家庭訪問や葡萄棚での夕食）などを組み込み、シルクロードの核心を深く探求します。